毎年恒例の呑切りを行いました

2025.6.12

呑切りとは

タンク下部の呑口(のみくち)と呼ばれる穴を開いて中のお酒の品質を確認する作業のことです。
貯蔵酒の劣化や異常の有無を確かめるとともに熟成の進み具合を評価し、今後の品質管理などに活かします。
各酒蔵で夏前後に行われる恒例行事です。

例年より少し早い時期となる6月上旬、弊社でも呑切りを行いました。
長期熟成酒から新酒まで一通りを蔵人全員で唎酒し、その後は杜氏を含めた全員で意見を交わしあいました。

今年は全体として、軽やかで透明感のある仕上がりが印象的でした。
「越の誉」は、やわらかさと丸みのあるふくよかな味わいに。
一方、地元柏崎刈羽地域限定で展開している「銀の翼」はシャープでキレのある印象に仕上がっています。

ここからさらにどのような変化を見せてくれるのか、私たち蔵人も日々の管理に心を配りながら楽しみに見守っていきます。
これからの「越の誉」にもご期待ください。